更年期障害のための民間療法

前回に引き続き、今回も女性特有の身体の悩みに対処するための民間療法を選んでみました。今回は、更年期障害です。

 

更年期障害とは、若いかたはどのようなものかわからないかもしれませんが、卵巣が生殖の使命を終えたため、ホルモンの分泌が低下していく時期に起こるさまざまな身体の症状のことを言います。

 

女性ホルモンの分泌低下によって、自律神経系に影響を与えるために起こると言われています。病気ではないものの、症状によってはとても辛いものもあり、民間療法でなんとか抑えられればそれにこしたことはないと思います。

 

病院へ行きますと、鎮静剤を処方されたり、ホルモン剤の投与が行われたりします。それもひとつの方法ではありますが、まずは、これからご紹介いたします民間療法をどうぞお試しになってみてください。

 

(1)ドクダミとよもぎ
600mlの水に、ドクダミを陰干しにしたもの約15gと、よもぎを乾燥させたもの約5gを合わせて入れ、半分の量になるまで煮詰めます。それを、1日にのうちで3回に分けて飲みます。

 

(2) にんじん
にんじんをすりおろして食べます。更年期障害の症状のひとつである、のぼせや寝汗などを解消してくれます。

 

(3) 小麦胚芽
小麦胚芽を1日につき、小さじ2~3杯程度ずつ、水で飲み続けるとさまざまな症状に効果的です。

 

(4)サフラン
サフランのめしべ10本をカップなどにいれて熱湯を注ぎます。冷めてからその上澄みを飲みます。

 

(5)ニンニク酒
ニンニクを刻んだもの約600gに、砂糖を300gとショウガ50gを加えます。それらを、1.8リットルの焼酎に浸して1ヶ月ほど置きますと、ニンニク酒の出来上がりです。それを1日1回、おちょこに1杯ほど飲みます。